第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会

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会長挨拶

第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会(JAS58)を2026年7月4日(土)~5日(日)に、東京慈恵会医科大学教授の吉田博と東京家政大学教授の佐藤加代子の両名で会長を務め、東京・新宿京王プラザにおいて開催させていただきます。伝統ある日本動脈硬化学会の学術集会を私どもの大学が担当するのは歴史上初のことでございますので、身の引き締まる思いでありますとともに光栄に存じます。新宿京王プラザでの開催は、1998年第30回の中村治雄会長(防衛医大名誉教授)以来6回目となります。新宿は現在、2040年台の完成に向けた拠点整備事業の進行中で、新宿駅のグランドターミナルの再編を含めさらなる進化へと歩む姿が垣間見えます。学会参加と併せて新宿の新しい風景も楽しんでいただければと思います。

今回のテーマは、「健康寿命を支える総合力 発展する動脈硬化予防の科学と実践」とさせていただきました。動脈硬化は、脳・心血管疾患の基礎的な病態として重要であり、超高齢社会を迎えた今、その重要性はさらに増してきています。その一方で科学の進歩により、検査・診断および治療さらには社会復帰に至るまで、すなわち公衆衛生学的な一次予防から三次予防にわたり、多様に進化するともに先進的に発展してきています。すなわち、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)に関わる科学の発展とその実践は、多様な職種の方々の協力によって健康寿命を支える総合力となると考えた次第です。そのなかで予防学・治療学の発展と実用化、ASCVDリスク評価やASCVDのメカニズムに関するさらなる研究・洞察など、多くのナレッジがJAS58にご参加の皆様と実り多く共有されることを大いに期待しております。

JAS58では、Mayo Clinic Alix School of Medicine and Stanford University School of Medicine のCornelia M. Weyand先生、Medical University of InnsbruckのFlorian Kronenberg先生、Sorbonne UniveristyのAntonio Gallo先生、IFCC理事でありLeiden University Medical CenterのChrista M. Cobbaert先生、University of California, Los AngelesのSteve Horvath先生、University of California, San Diego(UCSD)のChristopher K. Glass先生など多数の海外の先生方による特別講演などが現地で聴講できます。また、UCSDのSotirios Tsimikas先生によるビデオ講演も予定されています。脂質異常症や動脈硬化症などの臨床研究および基礎研究などについて、世界最先端の話題を提供していただき、議論を行いたいと存じます。動脈硬化の基礎疾患、病態、リスク管理、疫学、病理などについて、医師や研究者だけでなく、管理栄養士、臨床検査技師、薬剤師、看護師、医療系企業などの多職種の先生方の新しい知識や技術の交流の場となる有意義な会を目指して、メディカルスタッフカンファレンスとともに交流ラウンジの場もご用意しています。また次世代の継続性を期待して、若手医師向け企画もございます。

研究成果の発表・討議などから共有される情報やナレッジは動脈硬化診療・予防の実践に活かされ、さらには将来の方向性を照らすと期待されます。動脈硬化学の今と未来について共に語り合う場としてJAS58がお役に立てますよう努めてまいりますので、多数の皆様のご参加をお待ちしております。ご高配のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会
会長
吉田 博
(東京慈恵会医科大学附属柏病院/東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座)
佐藤 加代子
(東京家政大学栄養学部栄養学科)

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