第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会

MENU OPEN

Lp(a)検査企画

この度、第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会(JAS2026)において、リポ蛋白(a)[Lp(a)]検査の啓発を目的とした検査ブースを実施することとなりました。

循環器病に係る対策に関する基本法が平成30年に制定、令和元年より施行されました。各都道府県において循環器病対策推進計画により、循環器病の診療情報の収集・提供体制の整備が進められております。その中で、循環器病の予防や正しい知識の普及啓発は1つの重点項目となっており、『循環器病の発症予防及び重要化予防』、『子供のころからの国民への循環器病に関する正しい知識(循環器病の予防、発症早期の適切な対応、重症化予防、後遺症等)の普及啓発の推進』、『循環器病に対する国民の認知度等の実態把握』が求められております。

近年海外において、心血管疾患のリスク評価としてLp(a)が再び注目されております。 Lp(a)の値の多くは遺伝的に規定され、Lp(a)高値は動脈硬化性疾患の独立した心血管疾患のリスク因子であり、心筋梗塞、末梢動脈疾患、虚血性脳卒中および心血管関連死亡との関連があることが報告されています。Lp(a)の歴史は古く、Lp(a)と心血管疾患との関連については1990年代をピークに多くのエビデンスが報告されておりますが、その後、他の様々な医学の発展に注目が集まったことを背景に、Lp(a)の認知は低くなり、測定機会も少ない現状となっております。しかし、ここ数年、欧米を中心にLp(a)に関するガイドラインやコンセンサスステートメント1)-6)が発信され、心血管疾患のリスク評価としてのLp(a)の意義が見直されつつあります。また、2025年3月24日から25日にベルギー・ブリュッセルで開催された「Lp(a)グローバルサミット」では、世界各国の国際的な専門家だけでなく、政策立案者、患者団体などのステークホルダーが一堂に会した初のグローバルイベントであり、より効果的な Lp(a)検査の実施と管理のあり方について議論が行われました。その成果として作成された「Lp(a)測定と管理に関するブリュッセル国際宣言」では、臨床現場における Lp(a)測定の標準化・普及促進、リスク評価への早期導入、さらには高リスク群の適切な管理や治療に関する研究推進などが提言されており、医師・医療従事者だけでなく、一般市民への Lp(a)の理解促進と情報提供の充実も盛り込まれ7)、Lp(a)測定による心血管疾患のリスク評価は本邦が目指す循環器病の予防対策の一助にもなる可能性があると考えております。

学術集会においてLp(a)検査の認知向上を目的とした企画は、国内ではまだ数少ない試みです。本学会員参加者のみさまにおいては、本検査ブースに立ち寄っていただき、今一度、心血管疾患のリスク評価としてLp(a)検査の必要性を考える機会としていただくことを期待しております。

Lp(a)調査検討ワーキンググループ委員長
吉田 雅幸(東京科学大学)

参考文献
Eur Heart J. 2022 Oct 14: 43(39): 3925-3946
Atherosclerosis. 2023 Jun:374:107-120. doi: 10.1016/j.atherosclerosis.2023.04.012. Epub 2023 Apr 28
Can J Cardiol. 2021 Aug;37(8):1129-1150.  doi: 10.1016/j.cjca.2021.03.016. Epub 2021 Mar 26.
Eur Heart J. 2020 Jan 1;41(1):111-188. doi: 10.1093/eurheartj/ehz455.
Circulation. 2019 Jun 18;139(25):e1082-e1143.  doi: 10.1161/CIR.0000000000000625. Epub 2018 Nov 10.
J Clin Lipidol. 2019 May-Jun;13(3):374-392. doi: 10.1016/j.jacl.2019.04.010. Epub 2019 May 17.
Atherosclerosis. 2025 May; In Press. doi: 10.1016/j.atherosclerosis.2025.119218. Available online 5 May 2025.

Lp(a)検査ブース 実施概要

Lp(a)検査ブース
開催内容
  • 検査ブース運営期間
    7月4日(土) 10:00-16:30
    7月5日(日) 10:00-16:00
  • 会場:京王プラザホテル本館4F 花B+C
  • 検査ブース運営者:医療法人社団 同友会
  • 検査対象者:JAS2026学会参加者で希望される方
    運営期間内の先着順、1人1回の測定とする
  • 検査の流れ
    *本検査を希望される方は上記会場へお越しください。
    *当日検査ブース会場にて先着順に受付を行います。
    (検査同意書へのサイン、検査結果郵送先などの登録)
    *多数の検査希望をいただいた場合は、検査までお時間をいただく場合がございます。また、お待ちいただいている希望者の人数次第で、予定時刻より早めに受付を終了させていただく場合がございます。
    *医療スタッフにより、Lp(a)検査のための静脈採血を行います。
    *学会期間終了後、検査結果をご指定の住所に郵送しますが、郵送先は国内住所のみとなります。(検査結果の送付は郵送のみとさせていただきます)
※会場でその日にすぐ結果はでませんのでご了承ください。
受付可能な検査数には限りがありますことをご容赦くださいますようお願いいたします。
検査結果の取り扱いついて 本検査は、Lp(a)検査の認知向上を目的としたものであり、今回の検査で得られた結果を医学的診断の判断に使用すること、治療の開始、変更、中止又は中断に使用することはできませんのでご留意ください。
個人情報の取り扱いについて
  • Lp(a)検査のために取得したお名前、検査結果等の個人情報の管理責任者は、本検査を実施する医療法人社団 同友会となり、医療法人社団 同友会において適切に管理されます。
  • 検査結果を含む個人情報は医療法人社団 同友会により本検査の目的のみに使用されます。
  • 検査結果は被検査者にのみ報告され、検査結果を含む個人情報はJAS2026や共催者など第三者と共有されることはありません。
  • 検査結果を含む個人情報は、被検査者への結果発送から30日経過後に医療法人社団 同友会において全て廃棄いたします。
主催 一般社団法人 日本動脈硬化学会
※本検査ブースに係る費用の一部は、啓発事業としてノバルティス ファーマ株式会社・日本イーライリリー株式会社・アムジェン株式会社によってサポートされています。

このサイトについて|Copyright © 第58回日本動脈硬化学会総会・学術集会 All Rights Reserved.